文系人間のための金融工学の本



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???デリバティブ(derivative)とは、「金融派生商品」とか「派生商品」などと訳されているが、具体的には、株式、債券、預貯金・ローン、外国為替等の価格変動のリスクをヘッジ(回避)したり、リスクを覚悟して高い収益性を追求する効率的な資産運用の手段として考案されたものである。代表的な取引には、保険のような商品を作り、価格変動による損失を補償してしまうオプション取引や、金利や異なる通貨建ての資金の交換取引を行うスワップ取引と呼ばれるものがある。また、種類はさまざまで、対象商品によって、債券や金利、天候デリバティブなどがある。

???本書は、どことなくとっつきにくく難解なイメージを抱かせるデリバティブというものの考え方を理解するための解説書である。特に、大枠をつかむことを目的として、金融理論ではなく、誰もがもっている一般常識で理解できるように、身近な題材に置き換えて説明している点が特徴的である。具体的には、まず魚をリスク対象にした幻のデリバティブ商品「はまちスワップ」の紹介から始まるプロローグから読者をデリバティブの世界へと誘っていく。そもそも金融工学は線形代数や集合・位相、関数分析といった高等数学をはじめとした幅広い学問と関連しているのでマスターすることは容易ではないが、近寄りがたい金融工学の世界をのぞき見する1冊としておすすめである。(君野未来)



わかりやすく書いてます

わかりやすく書いているのですが金融工学の内容がもともと難しいのでどうかと。
確か30歳までに金融工学を理解できない人は一生理解できないとか。
日本の若い人たちがそのことを知れば本気で勉強してくれるかも。
でもそれよりごみ処理の問題のほうが大切かもしれません。
やはり金融工学は難しい…

外国為替(FX)をしているので、少しは金融工学、特にオプションの知識は必要だと思い
本書を購入しました。

導入の「はまちスワップ」はとてもユニークな書き出しで、「これは何とかなるのでは?」と期待を抱きつつ読み始めた
のですが、4章の「曲者のオプション理論」から数式がやたら出現し、拒絶反応を示してしまいました。

気を取り直し、読み進めていくとFXにも当てはまる第2部「マーケット編」にたどり着き、
ここからは一気に「ふむ、ふむ」と相槌を打ちながら、最後まで辿り着く(読了)ことができました。
特に、第6章「相場の力学」は解りやすく、丁寧に記述されているので面白く読めました。

「文系」でなく「無教養系」には、やや敷居が高い部分もありますが、「買って損はなかった」というのが正直な印象です。
文系人間でもわかります

金融工学というと、どうも文系人間にはとっつきにくい。
でも、多少は知ってないとかっこ悪い。といって、入門書を手に取ると、たいていの本は、ちんぷんかんぷん。一体なにが入門書なんだよ〜。と言いたいが、しょせん、金融工学なんて、そんなもん。と思っていた。

ところが、本書は、なぜかわかりやすい。ハマチスワップとか、面白いし。

恐らく、本書を読んでも、次のステップに進むには相当高い壁があるのだろう。でも、壁のこちら側でも、金融工学がなんとなくわかったような気になる、心地よい本である。
想像以上に面白く読めた

デリバティブの初心者用関連書を何冊か読んだが
そのなかで一番良かった

他書では文章の中に自分の見解・考えがなく
ひたすら他人の言葉で自著を説明するので面白みがなく分かりにくい
暗記型知識書の典型で応用がきかない

しかしこれは著者がデリバティブ・金融工学について
知識・理論をしっかりと消化している事が良くわかります

だからこそテーマに対し自分なりのアプローチ法で説明ができる

テーマに係わらずこれが出来るのは基礎・基本を理解している
人間だけで説得力があり素人・玄人を問わず一番役に立つ

もちろんこの一冊だけでは不十分だが興味がある方は読んで欲しい
まさに文系人間向き

デリバティブについて、日常の事例と(ちょっと無理も含めて)あてはめたりして、金融工学についてわかりやすく説明されている。
それでいて、内容はデリバティブの基本についてしっかりおさえられており、感覚的にわかりやすい工夫がされている。
まさに文系人間にとってはわかりやすい本となっている。



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