儲からない時代に利益を生み出すRM(収益管理)のすべて



会社、辞めます。私、たこやき屋になります。―いつでも「今」が自分に賭ける時儲からない時代に利益を生み出すRM(収益管理)のすべて外資のオキテ どこが違って、どこが同じか完全探偵マニュアル―尾行・盗聴・人捜しプロの手口がすべてわかる (TOKU TOKUマニュアル)「夢とビジョン」を語る技術―「いっしょに仕事がしたい!」と言われる企業再生のための経営改善計画の立て方変化をチャンスにできる会社にする中国・アジア進出企業のための人材マネジメント価値創造型アウトソーシングビジネスをリードする注目企業32社―新しいビジネスモデル構築を支援するジャパニーズソリューション―日本には、日本のSCMがある


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絶対にお勧めです。

RMとは需要にあわせて、価格を変動させる事により、収益の最大化を図るものです。米国MBAのミクロ経済学(プライス理論)で必ず教えられる内容ですが、日本では殆ど知られていません。

例えば、本書の例にあるエアラインのチケット価格ですが、米国では同じ飛行機に同じ値段のチケットを持った人はいないと言われる位、価格の弾力化が進んでいます。比較的時間に余裕のあるシニア等は、数ヶ月前に予約して安いチケットを購入したいですし、出張等でどうしてもその便に乗る必要のある人は、直前に先ほどのシニアの10倍の費用を出しても惜しくはないといった具合で、人それぞれタイミングその他の条件で同じ商品でも支払ってもよいと思われる価格が変わってきます。RMは、統計的に需要を予想し、多種多様な価格を用意する事で、収益を最大化を図ります。
本書では、理髪店等の例も紹介されていますが、レストラン、映画館など何らかの形で座席を用意しておく必要のあるビジネスには全て応用できます。また倉庫業や運送業等の物理的なスペースを抱える事業等にも適用できます。

問題なのは、統計的な処理方法について、全く説明がない所で、興味を持っても実際にはすぐに使えない事です。それぞれの業界の人が、過去のデータを集めて、独自価格付けをする以外に手はないようです。ホテル業界では、この手法をイールドマネージメントと呼んでいますが、これについても具体的な手法を説明した書物、サイトは存在していないようです。

この分野は、近い将来独立した事業分野(恐らくシステム会社)として成長してくる可能性があり、私もこの分野での起業を考えて現在独自の導入手法を検討中です。
エアライン、ホテル、レンタカー、コンサル業界の人は読むべし

Yield managementについて調べていたらこの本にあたり、読みはじめたらおもしろくて一気に読んでしまいました。読んだ後ですぐに「もし日本語に翻訳されてなかったらおれがやる。」と作者にメールしようとしたのですがすでに日本語になっていました。

レベニューマネジメント(RM)とは「適切な品物を適切な価格で適切な時期に適切な顧客に」売る技術ですが、価格を変化させる事によって需要をコントロールし、レベニューを最大化するので、正しく導入すればコスト削減にやっきになるよりはるかに効果のあるシステムになります。経済学ではプライスディスクリミネーションという言葉がありますがRMはまさにプライスディスクリミネーションで、なるべく多くのコンシューマサープラスをとってやろうということです。

たとえばエアライン業界では、フルフェアだけの料金体系では空席だらけで飛行機が飛んでしまう事になるので空席があるよりはその空席をディスカウントして(たとえコストわれでも)売って埋めた方がましということになります。しかしディスカウントで売る席をあまりに多く設定しすぎるとこんどはフルフェアの客(通常ディスカウントチケットを買う客よりもずいぶん後になってブックする)をことわるはめになってしまいます。

過去のデータから需要を予測し、最適なディスカウントチケットの数を設定、さらに席の埋まり具合をみながらその設定をダイナミックに動かしていくRMを本書はわかりやすく説明していますが、実際にはオペレーションズリサーチやインダストリアルエンジニアリングなど高度な数学、統計学を駆使したたいへん複雑なシステムになるはずで、この本を読んだだけでは「ほんとのところ」まではわからず、おもわず著者のコンサルティング会社に「一度きてくれ。」といいたくなってしまいます。

日本でRMがどのくらい浸透してるのかは知りませんが、レンタカー業界に詳しい知人に聞いたところRMに似たようなことはやってるXけれども人間のカンにたよっているようです。エアラインやホテルなど、「ある期日がくると価値のなくなってしまうもの-perishable asset」をあつかう業界の人はぜひ読むべきだと思います。



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